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海外進出の成功率はどのくらい?

公開日:2020/09/15  

海外進出を検討する企業が知りたいのが成功率でしょう。過去多くの企業が世界市場へ打って出て、計画どおりの結果を得られず撤退しているのは事実です。名だたる大手企業でも撤退を余儀なくされる事例はあります。ただ、近年日本企業の成功率も飛躍的に高まっているといわれ、その前途には明るい兆しもあります。

成功率は年々上昇するも3割程度となっています

結論からすれば、現状、日本企業の海外進出成功率は30%程度とする感覚がもっとも多い結果となっています。これは企業の海外進出をサポートする各企業による回答ですが、肌感としては企業規模の大小にかかわらず、7割近くが失敗に終わっていると感じていることになるでしょう。

ただし、こうした数値の本質は全体を平均化してしまうだけではつかむことはできません。注目すべきは成功率70~80%という肌感を持つ回答も上がっていることです。とくに数年前に比べて飛躍的に進出成功率が高まっている地域があり、ベトナムなどではとくにそれが顕著に表れているとしています。

成功という言葉とセットになって出てくるのは、新興国や外食産業といった言葉で、そうした分野で飛躍的に成功率を上げている企業も着実に増えていることが注目できるでしょう。注目されているのはアジア諸国で、今後5年で注目すべき進出国としては、フィリピンやベトナム、ミャンマーやインドネシア、タイといった地域に集約されています。

進出に成功する要因や失敗する要因はなんでしょうか

7割近くも失敗する要因は、現地パートナーとよい関係を築けない、ローカライズできないといった内容が浮かび上がってきます。日本とは商習慣も価値観も異なるため難しい点は多々ありますが、異文化の中へ飛び込む以上、現地との融和は必要不可欠な要素です。

失敗要因に挙がるようにローカライズは必須ですが、事実、海外進出で成功する企業は徹底したローカライズを行っていることがわかります。日本でいかに成功したとしても、それをそのまま現地に持ち込んで売れるわけではありません。進出国の誰をターゲットにするのか、どのような社会背景があるのか、事前に成功への戦略が練りこまれている企業が実際に市場を獲得できています。

難しいのは、海外市場は非常に細かいエリアで区切られ、同じ国の隣合ったエリアでもまったく別の市場として捉えなければならないことを肌で理解することです。日本は広く一括りにしたがる傾向がありますが、広大な土地と膨大な人口を持つアジアでは、エリアごとにまったく異なる文化と価値観があることを深く知らなければならないでしょう。

日本で成功した戦略が一切通用しないのは、典型イメージが戦略のベースにあるからです。言語が同じでも生活習慣が違えば別の仕向け地になりますし、宗教もブームもニーズも異なることが当たり前として理解できなければならないでしょう。

例え現地に生まれ育ったネイティブが企業内にいたとしても、そこから得られる情報は非常に限定されたものであることを知らねばなりません。また現地に足を運んでも、必要な情報を充分に獲得できる可能性は低いと言わざるを得ません。

成功率を上げるためには正確で最新の情報をもとにローカライズするビジネス戦略が必須ですが、これができる企業は70%の成功を納め、できない企業が70%の失敗に終わるといえます。

リアルタイムに変化できるスピードが試されます

海外進出で一時は成功したとしても、すぐに業績が急落する事例が後を絶ちません。それは現地の状況に合わせてスピーディーに対応を修正できないことが敗因です。進出前には何度もリサーチし、これだという戦略をもって実行するのですが、結局経営をスタートさせた後に安心し、市場の変化についていくことができなくなったときに敗色が見えてきます

株式会社Resorzが運営するプラットフォーム「Digima~出島~」によるアンケートでも、失敗した要因にスピード感が遅かったとする回答が50%にも上りました。実際には、経営をスタートしてから得られる情報のほうがスタート前より圧倒的に多いにも関わらず、そのリアルタイムに適応する柔軟性を欠くことが敗因となります。

逆に、現在も成功し続けている企業の戦略は明確で、適任を現地に配置し、一定の権限を与えています。充分なコミュニケーション能力を有する人員を配置することで現地におけるスピード感を維持し、継続して受け入れられる安定した土壌を築く戦略です。

こうした人材が企業内にいない場合、ビジネス・プロセス・アウトソーシングを利用し、現地で社外人材を使う戦略も考えられるでしょう。この手段はすでに10年前からIT業界でさかんに進められており、カスタマーサポートなどを現地に置く手段はもはや常套手段といえます。こうした戦略を継続して取ることで、進出を成功させ、その後も安定して維持することは充分に可能です。

 

日本企業の海外進出成功率は、平均化すれば30%程度という見方が一般的です。これを数値だけで見れば、大小企業の7割もが進出に失敗し、後ろ向きな戦略であるかのように見えるかもしれません。

しかしながらこうした数値は全体を平均して見るべきではなく、その中から成功者とその理由を見つけ出すために活用すべきでしょう。事実、的確な戦略と経営で大きな成功を納めている企業もたくさんあります。失敗要因と成功要因を知り、自社の海外進出戦略に役立ててください。

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